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小樽の商店街のど真ん中に明治時代の建築物があった! 旧丸ヨ白方支店第81号
現在、小樽都通りにある
雑貨屋さんDecember3。
もとは、旧丸ヨ白方支店で、
明治末期~昭和6年に建てられた
木造一部木骨石造3階建です。
平成26(2014)年7月2日に、
歴史的建造物に指定されています。
お店の裏側から見ると、こんな
素敵な建物です。。。
積丹町で創業した酒醸造店
「丸ヨ白方」の支店として建てられました。
木造の店舗兼住宅と木骨石造の
倉庫で構成されています。
店舗兼住宅は、
随所に洋風の特徴がみられます。
3階の窓と2階の窓を一体のデザインとし
連続的に配置することで、
垂直性を印象付けています。
2階は、レンタルスペースもあり、
素敵な雰囲気のお部屋でレンタルでき
催事などもできますよ。。
所在地 小樽市稲穂2丁目14番1号
小樽で人気のソフトクリームやさんミルクプラントは 歴史的建造物だった!旧小樽保証牛乳(株)第82号
毎年5月になると、オープンを待ち構えていた
かのように多くの市民や観光客が
こちらのソフトクリームを求めてきます^^
旧小樽保証牛乳(株)は、
昭和11(1936)年に建てられた
木造2階建です。
平成28(2016)年7月25日に、
歴史的建造物に指定されました。
この建物は、小樽保証牛乳(株)の
事務所として建てられました。
小樽周辺の酪農家が集まって創業され、
かつては裏手に工場があり、
牛乳の製造や販売が行われていました。
事務所部分の、水平・垂直ラインを強調し
円弧を組み合わせたデザインは
当時、世界的に流行したそう。
昭和12年に小樽公園で開催された
北海道大博覧会で人気を博した建物です。
ミルクプラントのソフトクリームはこちら
⇒https://ameblo.jp/kimonootaru/entry-11538721562.html?frm=theme
所在地:小樽市花園2丁目12番13号
ISOは、シックな雰囲気でランチやディナーがいただけるレストラン 旧磯野支店倉庫 第83号
旧磯野支店倉庫は、
明治39(1906)年に倉庫として
建てられた煉瓦造2階建です。
平成28(2016)年7月25日に、
歴史的建造物に指定されました。
この煉瓦造りの倉庫は、
小林多喜二の小説「不在地主」のモデルになった
新潟県佐渡出身の商人である磯野進によって
建てられました。
佐渡の本店で醸造した味噌などを収納していました。
壁の構造は煉瓦積みで、
屋根は防火を考慮して瓦を使用しています。
また、小屋組は木造でキングポストトラス(真束小屋組)
という洋風の構造を用いています。
平成3年に小樽市都市景観賞を受賞しています。
現在は、ISOというレストランになっています。
ISOでのランチの様子はこちら
⇒https://ameblo.jp/kimonootaru/entry-12462159308.html?frm=theme
所在地:小樽市色内2丁目2番14号
小樽ゲストハウス・パスタ倶楽部は 市街地を一望できる緑町の高台にあるレストラン もと旧杉森喜一郎邸 第84号
旧杉森喜一郎邸は、
昭和初期に建てられた
鉄筋コンクリート造2階建です。
平成28(2016)年7月25日に、
歴史的建造物に指定されました。
この建物は、
小樽区議会議員を務めた
杉森喜一郎の邸宅として、
建てられました。
市街地を一望できる緑町の高台にあります。
昭和初期に建てられた鉄筋コンクリート造の住宅は、
市内では例が少なく、歴史的に貴重な建物です。
外観は、タイル張りの柱の間に
上げ下げ窓を連続して設けた
洋風デザインになっています。
室内には、外観とは異なった床の間、
違い棚、書院を備えた和室があります。
部屋の入口には防火戸を設けており、
防火の意識が伺えます。
所在地:小樽市緑3丁目9番5号
小樽子の灯・彩やは、明治時代の貴重な建物で もとは旧北海雑穀株式会社 第85号
旧北海雑穀株式会社は、
明治42年以前に建てられた
構造:木骨石造2階建です。
平成29(2017)年4月25日に、
歴史的建造物に指定されました。
この建物は、
木骨石造と呼ばれる構造で、
瓦葺の切妻屋根、
開口部には鉄扉が納められています。
また、正面両脇には、
小屋根付きの袖壁が設けられています。
2階には竿縁天井や床の間があり、
和室の面影が残っていたり、
彫刻模様付きのカーテンボックスや
上げ下げ窓が取り付けられており、
和洋折衷の意匠になっています。
明治時代の貴重な建物のひとつです。
現在は、観光客向けの硝子のお店
小樽硝子の灯・彩やとなっています。
所在地:小樽市堺町1-18
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