映画「Love Letter」の舞台にもなった小樽の旧寿原邸の一般開放が再開~!!

小樽の水天宮の
横東雲町の高台にある、
旧寿原邸は、
日本庭園のある和洋折衷の住宅で、
小樽市の歴史的建造物第27
指定されています。

こちらの建物は
小豆将軍と呼ばれた
雑穀商の高橋直治の住宅として建てられ、
大正15年直治没後に、
寿原外吉の住居として使われ、
昭和61年に、
小樽市に寄贈されました。

 

旧寿原邸は、
2012年8月には100周年を迎え、
竣工100周年記念イベント
「旧寿原邸ガーデンフェスタ」が
行われ、大変にぎわったそうです。

建物も、
当時の建築方法のまま残っています。

 

このたび、寿原邸が再び
一般開放されました~!!

2020年6月6日~10月10日
土日祝のみ、10:30~16:00まで
見学することができます。

目次

旧寿原邸は映画ラブレターで使われた応接間 も見られます。

公開初日に、早速見学してきました。

塀から、入口まで小さな庭があります。

玄関は小上がりになっています。

照明がミルクガラスで、
レトロでかわいい。

寿原外吉さんの銅像が迎えてくれます^^

正面には、ステンドガラスの窓と、
大きな窓からは、お庭が見えます。。。

左の廊下から、奥へ進みます。

突き当りを左が台所、
右に曲がると左に蔵が、
右には和室があります。

まずは、蔵へ。

足元が、ここだけ石でできています。

資料が、貼られています。

寿原邸の図面が。

この屋敷は、
傾斜地に三つの棟が段違いに建てられていて、
1階に玄関、勝手口、複数の和室、台所、蔵、
2階に応接室、給湯室、
3階に広い和室
などがあります。

 

蔵の廊下を挟んで向かい側の和室に
入ると・・・。

欄間には富士山の彫刻。

こちらは、ナス・・・

もしや・・・!?

やっぱり!!
一富士二鷹三茄~!!!

おめでたい、縁起担ぎかな^^

 

照明も素敵です。。。

1階の廊下突き当り。

大きな窓から、明るい光が入り、
お庭が見えます。

和室を囲むように、ぐるりと
縁側があります。

台所は、リフォームしたのか、
現代っぽかったので、パスして<

こんなレトロなストーブがありました。
素敵♡

 

もどって、お二階へ。

二階上がってすぐ、左奥に
応接間が見えます。

こちらが、映画ラブレターで
中山美穂ほかが、使った応接間。

こちらも、大きな窓から
お庭が眺められます。

ピアノもありました。

優雅ですね~!

 

そして、3階へ。

こちらも、縁側廊下の大きな窓から
お庭が眺められます。

どの階からも、お庭が見られるようになっていて
昔の建物にしては明るいかんじがします。

 

和室が二つあります。

大きな屏風

2間続きで、20~30畳くらいかな?!

障子も細工が細かい~!

掛け軸も素敵だけど

この螺鈿細工の花台がきらびやかで
とても目を引きました^^

寿原外吉は板谷商船社長板谷宮吉と並んで 超高納税者だった

1969(昭和44)年度の
個人所得税を見ると、
小樽税務署管内の
第1位は板谷商船社長板谷宮吉の3,122万円で、
寿原商店社長の寿原外吉は2,410万円で3位だったそう。

それから5年はこのふたりで、
1~2位を争った?!そうです。

 

すごいですね~<

 

”寿原外吉翁(1901〜1985年)は、
小樽のみならず本道産業経済界の功労者として著名。
公職として、札幌証券取引所理事長(1951〜1965年)、
小樽商工会議所会頭(1955〜1965年)を努める。
その他北海道銀行、北海道ガス、
北海道アサヒビール等の社外役員としても活躍。
特に旭硝子の販売を通して
硝子事業へ注いだ情熱と実績で
全国に知られるところとなりました。”

 

 

現在は、
特定非営利活動法人小樽民家再生プロジェクトが、
建物内の備品補修や改修を行っています。

このように、古い大きな建物を
維持していくのは、本当に大変ですよね<

 

1階の、受付横に
売店のようなものもあり、
そこでの収益の何割かをこちらの
修繕費に充てられるようです。

私は、文化人形を購入してきました^^
復刻版ではありますが<

なんと、この衣装には、
着物の銘仙が使われているのですもの^^

思いがけず、よい買い物を
しました^^

 

100年も経つ歴史ある建物で、
こんなに縁側が多くて明るい部屋は
珍しいかな、と思いました。

自然が好きな方だったのかな~、
とかいろいろ想いを巡らせて見学してみては
いかがでしょう^^

 

旧寿原邸

住所:小樽市東雲町8番1号

営業時間:10:30~16:00

土曜日・日曜日・祝日のみ営業

 

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