北のアイスクリームやさんほか!小樽リノベーション歴史的建造物 第41~50号

目次

メルヘン交差点にあるスーベニールオタルカンは 大正時代の建物 第41号

旧戸出物産小樽支店
大正15(1926)年
富山県に本店のある戸出物産の
小樽支店として新築されました。

木造一部煉瓦造3階建で、
現在はスーベニールオタルカン
いうお土産やさんになっています。
(2020年4月15日閉店しました。)

平成5(1993)年11月24日に
歴史的建造物に指定されました。

スーベニールオタルカン

メルヘン交差点の一角にあり、
外観は左右非対称で、
窓周りに垂直性を意識した意匠が
施されています。

旧社屋裏に煉瓦造3階建の倉庫が続いています。

※現在は空き店舗となっています

所在地  小樽市入船1丁目1番1号

 

ソフトクリームの嶋谷さん 第42号

旧島谷倉庫は、
明治25(1892)年に
建てられた
木骨石造1階建です。

平成5(1993)年11月24日に、
歴史的建造物に指定されました。

北のアイスクリームやさん

木骨石造の特徴をよく伝える小さな倉庫です。
室内側に木で骨組みを造り、
外壁に石を積む構造です。

小樽市内には、
この構造の建物は約350棟ある
そうです。

現在は、ソフトクリームの嶋谷と
なっています。

嶋谷はこちら

https://ameblo.jp/kimonootaru/entry-12189201910.html?frm=theme

所在地:小樽市色内1丁目2番18号

 

釣り具やシーポートは歴史ある明治初期の蔵だった 第43号

旧作左部商店蔵は、
明治初期に建てられた
土蔵造2階建の蔵
です。

平成5(1993)年11月24日に
歴史的建造物に指定されました。

シーポート

現在は、釣り具などを販売するお店
シーポートとなっています。

1世紀以上前の建物です!!

蔵は、母屋に付属し、
物を格納するため、
耐火構造にすることが必要でした。

小樽の蔵は、はじめは土蔵造りが
多かったようです。
明治後期から外壁に石を張り付ける
木骨石造に変わりました。

本建築は、屋根や壁など
土蔵造りの特徴を伝える代表的なもので、
妻壁(三角形になった壁面)の
植物をあしらう模様は、
外壁のアクセントになっています。

平成15年に外観が修復されています。

 

シーポート
所在地  小樽市住吉町15番3号

 

天上寺は長野県の善光寺をまねたお寺だった 第49号

天上寺本堂は、
明治23(1890)年に建てられた
寺院で造1階建です。

平成6(1994)年5月12日に、
歴史的建造物に指定されました。

天上寺

このお寺は浄土宗で
明治13年、
奥沢十字街近くに
開いたのがはじまりで、
明治15年に天上寺を公称しています。

この本堂は、
明治23年に入船十字街近くに建立され、
その後、大正4年に現在地へ
移築されました。

外観は、
長野県の善光寺の外観を模した
そうです。

小樽の桜の名所ともなっています。

 

天上寺の桜はこちら

https://ameblo.jp/kimonootaru/entry-12157664158.html?frm=theme

所在地  小樽市入船4丁目32番1号

小樽水天宮は小樽港を一望できる穴場だった。第50号

水天宮本殿、拝殿は、
大正8(1919)年に建てられた
木造1階建の神社です。

平成6(1994)年5月12日に
歴史的建造物に指定されました。

小樽水天宮

小樽の水天宮は、
安政6(1859)年、
現境内に祀られました。

現在の社殿は、
大正8年に伊久治三郎によって建てられています。
小樽市内の多くの社寺を手がけた方です。

本殿、中殿、拝殿が連結する形式の権現造りで、
屋根は銅板葺きです。
本殿は流造りで、
置千木、かつお木を上げています。

拝殿は入母屋造りで、
正面屋根に大きい千鳥破風
向拝屋根上に小さい千鳥破風2個を
飾っています。

 

境内からは小樽港を一望できます。

水天宮眺め

 

小樽市相生町3番1号

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