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小樽の旧北海製罐にあの仮面ライダーのショッカーが来たぁ!?第76号旧北海製罐
旧北海製罐倉庫(株)は、
大正10年代 ~ 昭和10(1935)年
にかけて建てられた
鉄筋コンクリート構造です。
平成24(2012)年10月19日に、
歴史的建造物に指定されました。
小樽運河の撮影でよく見る、
旧北海製罐第三倉庫は、
仮面ライダー2号の第19話「怪人カニバブラー北海道に現る」
(昭和46年8月7日オンエア)のロケ地と
なったそうです。
小樽運河の東側埋立地に建ち並ぶ主な施設群は、
小樽の初期の鉄筋コンクリート造りとして
建てられたものです。
旧第2倉庫は、現存する施設で最も古いものです。
第3倉庫は、製品を運河へ搬出するための
スパイラルシュートがあります。
工場は、柱と梁の骨組に窓を組み込んだ
シンプルな外観です。
事務所棟は、横長の連続窓が
近代建築の特徴を表しています。
現在も、缶詰めの缶を製作しています。
旧北海製罐第三倉庫のアートプロジェクトの 様子はこちら
⇒ https://ameblo.jp/kimonootaru/entry-11620201229.html?frm=theme
所在地 小樽市色内3丁目1番 , 港町4番6号
小樽運河食堂は小樽運河の盛衰を見守ってきた 小樽を代表する倉庫 第77号
旧浪華倉庫は、
大正14(1925)年に建てられた
木骨石造1階建ての倉庫です。
平成24(2012)年10月19日に、
歴史的建造物に指定されました。
市内に現存する木骨石造の倉庫の中でも
比較的大規模な建物です。
現在は、小樽運河食堂となり、
観光客が訪れます。
小屋組は、クイーンポストトラス
と呼ばれる洋風の構造で、
光を取り入れるための
円形の小屋根があります。
運河の完成の2年後に建てられたこの建物は、
運河の盛衰を見守り、
その歴史を今に伝える倉庫建築のひとつです。
小樽運河食堂
所在地 小樽市港町6番5号
小樽水上医院はもと歯医者とは思えない建物の 第78号
旧水上歯科医院
昭和8(1933)年に、
歯科医院として建てられた
木造3階建です。
平成25(2013)年7月25日に、
歴史的建造物に指定されました。
小樽教会病院の裏手にある
この建物、ひときわ目を引く
素敵さです。。。
当時、小樽の建築請負業で名を馳せた
加藤忠五郎(小樽市公会堂も設計)
と当主で設計しました。
左側の柱頭には彫刻を施した円柱、
そこから伸びるアーチで
ベランダと玄関を取り囲んでいます。
上部には連続アーチ窓を配するなど、
左右非対称な外観となっています。
昭和初期の代表的な医院建築であり、
正面の意匠が秀逸な建物です。
こんなに素敵な歯医者さんだったなんて、
行きたくなっちゃいます?ね。
現在は、個人宅のようです。
水上医院
所在地 小樽市住ノ江1丁目6番26号
小樽市内に残された本格的な数寄屋建築の料亭だった 旧光亭 第79号
旧光亭 は、
昭和12(1937)年に、
料亭として建てられた
木造2階建です。
平成25(2013)年7月25日に、
歴史的建造物に指定されました。
もとは東京信濃町の料亭「光亭」の
小樽店として、建てられました。
主屋の東側に3つの棟を配置し、
中央の棟には「茶室」があります。
主屋は入母屋妻入りで、
外壁を押縁下見板とした
和風の外観が特徴です。
2階の大広間には、
座敷飾の床、
付書院、地袋棚を備え、
それと対面して舞台となる檜の板の間が
設けられています。
市内に残された本格的な数寄屋建築の料亭として
貴重な建物です。
現在は、罐友倶楽部となっています。
所在地 小樽市東雲町3番8号
小樽の昭和初期のモダンな様式が伝わる建物 第80号 旧前堀商店
旧前堀商店 は、
昭和初期に店舗として建てられた
木骨鉄網コンクリート造一部木骨石造3階建
です。
平成26(2014)年7月2日に、
歴史的建造物に指定されました。
この建物は、
銅鉄商「前堀商店」を営んでいた
堀岡長太郎により建てられた
店舗兼住宅です。
一部に鉄骨の使用が推察されます。
奥には倉庫に利用されていた
木骨石造の建物も連なっています。
正面は赤褐色のレンガ風タイル仕上げで、
縦長の鋼製の窓を配し重厚な印象を与えています。
また、上部の黄色いタイルで縁取られた飾り模様は
アクセントになっています。
内部の洋間には古代ギリシャ様式の柱が
配されるなど内外ともに装飾性が高く、
当時のモダンな様式を今に伝えています。
現在は、公文式の学習塾が
利用されているようです。
所在地 小樽市色内2丁目9番22号
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