目次
小樽倉庫群の中でも群を抜いて雄大な旧大家倉庫 第1号
旧大家倉庫は、明治24(1891)年に
建てられました。
木骨石造1階建。
平成4年には、おもちゃ博物館として
再利用されたこともあります。
昭和60(1985)年7月23日に
歴史的建造物に指定されました。
石川県出身の海産商大家七平
(明治8年には、和洋船10隻を所有。
北前船衰亡後は、
日本火災海上保険会社を設立した。
公的な寄付すべてに協力的だった。)
によって建てられました。
明治時代、北前船が小樽の港に着港し、
北陸の商人たちによって物品の保管のため、
多くの倉庫が建てられました。
明治時代、これだけの倉庫を建てるには、
それなりの富や財力を
持っていなければできなかった
わけで、かなりのお金持ちと想像できます。
建物の妻壁にやましちの
印があります。
外壁に札幌軟石を使用し、
越屋根と入口部分の二重アーチが特徴です。
運河地区の石造倉庫のなかでも、
大変大きな倉庫です。
その雄大な姿は、見栄えするので、
写真撮影スポットにも良いですよ^^
旧大家倉庫はこちら
⇒https://ameblo.jp/kimonootaru/entry-11459524582.html?frm=theme
所在地:小樽市色内2丁目3番11号
小樽の旧魁陽亭は芸者で賑わったもと料亭 第2号
明治29(1896)年以降に建てられ、
昭和60(1985)年7月23日に
歴史的建造物に指定されています。
木造2階建てです。
明治39年11月、
日露戦役による樺太国境画定会議後の
大宴会がここで開かれました。
歴史がある料亭です。
海陽亭はこちら
大正浪漫館は旧百十三銀行小樽支店だった建物 第5号
昭和60(1985)年7月23日
歴史的建造物に指定されました。
寄棟、瓦屋根で、角地に玄関を設け、
ギリシャ建築を思わせる飾りが特徴です。
設計は池田増治郎で、
外壁は石張りでしたが、
その後外壁に煉瓦タイルを張り
現在の姿となりました。
秋には蔦が建物を覆い、
趣ある建物になります。
中には、穴場的なカフェデコがあります。
cafeデコはこちら
⇒https://ameblo.jp/kimonootaru/entry-12190719072.html?frm=theme
向かい側に建つ、大正硝子館と
ともに、写真撮影にもオススメです。
小樽バインは だった建物 第6号
明治45(1912)年に建てられました。
石造2階建です。
昭和60(1985)年7月23日に
歴史的建造物に指定されました。
建築界では有名な、加藤忠五郎の
建築です。
小樽バインはこちら
大正ガラス館は旧名取高三郎商店だった建物 第7号
旧名取高三郎商店は、
明治37年の稲穂町大火後、
明治39(1906)年以降に建てられた店舗です。
木骨石造2階建で、
裏側にも住宅や倉庫を連ねていました。
昭和60(1985)年7月23日に、
歴史的建造物に指定されました。
防火のための袖壁(うだつ)を設けています。
うだつとは?!
⇒https://ameblo.jp/kimonootaru/entry-11469259803.html
外壁には札幌軟石が使用されているそうです。
小樽の明治後期の代表的商家建築といわれます。
現在は、その一部が、
大正硝子の店舗になっています。
ガラス玉や、ガラス工芸品など
小樽のお土産にピッタリです。
こちらの月下美人の店舗には、
ガラス細工のアクセサリーなどが
あります。
着物の帯留めも素敵です♡
ガラス玉製作体験もできますよ。
大正硝子館
所在地:小樽市色内1丁目1番8号
旧岩永時計店は小樽市都市景観賞を受賞した素敵な建物 第8号
旧岩永時計店は、
明治30(1897)年代に建てられた、
木骨石造2階建てです。
時計卸商、初代岩永新太郎の店舗
として建てられました。
昭和60(1985)年7月23日、
歴史的建造物に指定されました。
こちらのお店は
店員で編成された楽団を持っていたそうです。
平成3年に改修され、
正面2階のバルコニー、
半円アーチ扉、
手摺などが修理され、
ほぼ創建時の姿になりました。
屋根の装飾、軒の繰り型など
細部にもデザインが施され、
瓦葺き屋根を飾る一対の鯱は
商店では珍しい装飾であったそう。
当時の小樽商人の意気込みが感じられる
建物です。
平成5年、小樽市都市景観賞を受賞しています。
旧岩永時計店はこちら
⇒https://ameblo.jp/kimonootaru/entry-11472091293.html?frm=theme
所在地:小樽市堺町1番20号
海鳴楼は旧第百十三国立銀行小樽支店の建物 第9号
旧第百十三国立銀行小樽支店は、
明治28(1895)年
小樽支店として建てられました。
木骨石造1階建
昭和60(1985)年7月23日
歴史的建造物指定
平屋建てのこじんまりとした建物ですが、
寄棟の瓦屋根に「トンガリ」飾りを付けた
和洋折衷の構成で、
明治の面影があります。
軒下に刻まれた分銅模様のレリーフは
百十三銀行のシンボルです。
以前は、お菓子の花月堂さんが
入っていました。
現在は海鳴楼という
オルゴール屋さんになっています。
⇒https://ameblo.jp/kimonootaru/entry-12151790982.html?frm=theme
所在地:小樽市堺町1番20号
旧小樽商工会議所は小樽経済界の拠点だった 第10号
旧小樽商工会議所は、
昭和8(1933)年
鉄筋コンクリート造3階建。
昭和60(1985)年7月23日
歴史的建造物指定
地元の設計によるもの。
外装は石川県産千歳石で彫刻が施され、
正面玄関には、土佐産の大理石が用いられています。
小樽経済界の拠点でした。
昭和初期における鉄筋コンクリート造
の建物として貴重なもののひとつです。
以前は、小樽検定の窓口はこちらでした。
私も、小樽検定2級を取りました^^
改修され、令和4年1月に
星野リゾートホテルOMO5小樽と
なりました。
旧小樽商工会議所 OMO5小樽
所在地 小樽市色内1丁目6番32号
コメント