小樽でお蕎麦とお酒でいなせにいくなら!藪半さんへ!!

小樽駅から徒歩3分ほどの
静屋通りでひときわ目を引く
大きな柳の木があります。

そちらの建物が小樽の有名な御蕎麦やさん、
藪半さんです。

藪半は、
初代の創業から65年になるそうです。

小樽蕎麦屋

竣工時、
この前庭の柳の樹は、
屋根にも届かなかったそうです。
いまでは、
屋根をも越える大木となり、
静屋通りのランドマークとなっています。

駐車場は、お店の道路をはさんで
お向かいに藪半専用の駐車場があります。

9台駐車できます。

目次

藪半はお蕎麦だけでなく日本酒に肴にと粋に飲みたいお店

店構えも粋な藪半さん。

こちらのお店に入ると、
和服を着た女将さん、若女将が
迎えてくれます。

京都で五年の仲居修業を終えた長女さんが、
若女将として頑張っています。

おもてなしの心意気が
うかがえます。。。

店内も、とても素敵です。。。

以前に撮影にも
使用させていただきました^^

蕎麦屋藪半

こちらのお店は、
小樽の豪邸だった、
伍楽園・旧金澤友次郎邸」を
こちらに移築したこともあり、
使われている木材や資材が
すばらしいので、
お蕎麦とともに、むかしの
豪邸の雰囲気も?!味わえます。

さて、メニュー
お蕎麦のほかにも、
丼もの、酒の肴、とあります。

 

お昼だったので、
お蕎麦にしました。

小樽といえば!!にしん蕎麦
ということで、私はこちらの
並粉麺のにしん蕎麦を注文。

北海道の道内産ソバ粉で打った
『地物粉麺』¥1,370+税
北海道産ソバ粉と北米産ソバ粉をブレンドした
『並粉麺』¥1,220+税

お好みでご注文の際どちらかを選べます。

にしん蕎麦は、
1月から3月に、
小樽の沿岸に押し寄せるニシンの大群で
獲れたニシンを生干しにして、
柔らかく煮込んだのがこの「ニシン棒煮」。

暖かいそばつゆに浸して食べるもよし。
別皿で、蕎麦を先に食し、
後は酒のつまみとして楽しむのもよし。

とのことです^^

以前はこちらを食べました。
天丼~!

友人は、てんぷらそばを。

日中から、お酒も楽しみたい方には、
日本酒やお酒に合う肴もあります。

玉子焼き~!!

おろしがついて、おいしぃ~!!

 

そ中でも、びっくりするのが、
かき揚げ~!!

こぶし以上の大きさ?!あります。

籔半さんのかき揚げは、
江戸時代から続く
東京の蕎麦屋の銘店の《天だね》を
小樽風に?仕上げたもの。

こんもりしたかき揚げと
あつあつのお蕎麦を交互に。
はたまたそんな食べ方は面倒と、
かけ蕎麦に割ったかき揚げを
蕎麦つゆに浸してお蕎麦と一緒召し上がる
又、お蕎麦だけお先に召し上がって、
後は日本酒の肴にかき揚げをつつきながら
おめし上がって頂く、それも粋でございます。

とのことです^^

 

日本酒もいろいろありますが、
お酒も、面白いものでは、
そばの出汁で割ってのむ、
そば焼酎、雲海などがあります。

藪半さんでは、
日本酒のひやのオーダーは、
常温で出しています。

人間の舌は体温に近い温度でもっとも旨味や甘みを強く感じるように出来ているのだそうです。
そして体温に近い温度だと、胃壁からアルコールが吸収されやすい。
そもそもアルコール分解酵素が少ない日本人は酔いが早いのですが、お燗をすると緩やかに吸収され、その分ゆるやかに酔いが回り、体への負担も小さくなるのだといいます。

燗温度計 そういう話を見聞きすると、日本酒・純米酒は本当に日本人の体質にあった、素晴らしい酒なのだ、としみじみ思わせられる。
光文社新書「極上の純米酒ガイド」に掲載された「日本酒の飲用温度を表す言葉」によると、
15度から20度の間が「ひや」=「常温」。

逆に燗酒は、「ぬる燗」でオーダーし、それが次第に冷めていく「その冷め加減」で酒の旨味がどう変わっていくかを楽しむ。

温度で楽しむ希有の酒、それが純米酒の世界、日本酒の世界なのです。

とのこと。こだわりが
感じられますね~^^

小樽が観光都市になることを予測していた!?さすが藪半二代目!!

この静屋通りには、
小樽三大網元の一人
白鳥家の別宅として建築した建物が、
キャバレー・現代」として
再活用されていました。

先代が、保存再生した
割烹・日乃出」は
静屋通りでも、ひときわ目を引く
その白鳥家豪邸の横隣にありました。

旧「割烹・日乃出」は、
地元の小樽の名士が利用されたり、
大女優である山田五十鈴などが
小樽での撮影で出演した際には
その宿となり、
大変格式ある割烹だったそうです。

そして、
藪半の二代目もまた
旧金澤友次郎邸の解体
籔半への移築に、
邁進されたのです。

 

旧金澤友次郎邸の
・母屋部分の黒檀や紫檀
・樹齢数百年の赤松
・濡縁の欅や杉丸太
・座敷の彫刻欄間や皮付丸太の格天井
・手割柾葺の化粧天井
・土台の御影石や瓦から戸袋から板戸

移築可能な母屋部分の部材を解体・移築・再生
したのです。

注:この、「伍楽園・旧金沢友次郎邸」
の解体・移築の顛末は、別項、
「旧金澤友次郎邸解体・移築顛末記」をお読みください。

この旧金澤友次郎邸解体・移築顛末記は、
お店にありますよ。

お店ができるまでの、奮闘記といいますか、
すごい粘りと根性だと思いました^^

そのおかげで、こんな
すばらしい建材が残された
趣ある建物となっています。

そして、いまでは
行列ができる人気店となりましたが、
二代目は、30年もまえに確信していた
というのです。

来るべき観光小樽という時代の予兆、確信がありました。
地方の時代、材質感の時代、本物を求める時代、
小樽はそれにぴったりの街であること、
小樽に多くの人々が来訪され賑わいを取り戻す、
そんな時代の到来への想いと確信でした。
1986(昭和61)年8月7日、新店舗・籔半は無事竣工します。

とおっしゃっていました。

 

すごい先見の明ですね~!!

こちらの二代目の小河原さんは、
昨年、惜しまれ亡くなられましたが、
小樽の観光に大変貢献、尽力をつくした方
でもありました。
まさに、いなせな方でした。

 

小樽で、いなせにお蕎麦やお酒、肴を
楽しみたいなら、藪半へどうぞ!

 

蕎麦屋 籔半

住所:小樽市稲穂2丁目19-14(静屋通り)

営業時間:11時~16時、17時~Lo.20時30分
定休日:火曜日、月水曜1日不定、1月1日~3日

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